OUR LAST DAY

残された日々を、どう生きるか。





なんか残り短い寿命を宣告されたみたいなそんな感じですけど、
ただ単にこの場所にいるのがもうわずかしかないって事です。
普通新生活始まる時ってすげえ慌ただしいイメージがあったんですけども、
何このグダグダ感。
入学式が1日で引っ越しが3日なんで、
これから嫌でも泣けちゃうくらい忙しい日々を送ることが決定してるんですけど、
それでもなぁ。なんか寂しいよ。



今日とか1日中家でゆっくり荷物造りですよ。すげえゆっくり。ほんとに終わるのかってくらい。
普通だったら外うろうろしようとか誰かに会っておこうとかなるはずなんですけど、
もう全く無いの。スウェットのままです。寝ぐせのままです。
っていうか高松に誰も友達が残ってない。みんな大体引っ越し終わってやんの。浪人は別だけど。







「それじゃあ、俺は行くわ」
「おう、たまには連絡くれよ」
「ははは、当たり前だろ またすぐこっちに帰ってくるけどさ」
「・・・・なぁ」
「ん?」
「俺達、離れててもずっと友達だよな?」
「ああ、決まってるじゃないか」
音を立てて電車のドアが閉まる。遠ざかっていくホーム。
いつまでも手を振り続けているあいつが、涙で見えなくなった。






こういうシーンが絶対ねえのよ。みんな先引っ越しちゃったし。
っていうか、俺バスだし。隣に親いるし。
西行きがめっちゃ多いから、ちゃんと別れを告げる必要があんまないっていう。
四国からの人材流出が顕著ですよって何の話だ俺